Saturday 11th July 2026 (令和8年7月11日土曜日)Prof. Gomez gives the talk for the 12th Science Conference in Hyogo at the 100 years commemoration Hall of Kobe University.
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要約:
歴史を通じて、世界各地の都市は海や水路に沿って築かれてきた。それらが輸送・交流・商業への容易なアクセスをもたらしてきたからである。しかし、「ブルーエッジ」——陸と水の境界——での暮らしは、河川の氾濫、高潮、津波をはじめとする数多くの危険と災害リスクを伴う(2011年の東北、2024年の能登における地震と津波、そして2018年に関西を襲った台風21号〔ジェビ〕などがその例である)。日本において、これらの課題は、気候変動と地震に伴う地盤の隆起・沈降という複合的な圧力のもとで、単に深刻化するだけでなく、その性質そのものが大きく変容しようとしている。本講演では、日本の沿岸都市を切り口に、2011年のニュージーランド・クライストチャーチ地震、2024年の能登半島地震、そして2017年の朝倉(北部九州)における豪雨土砂災害を例に取りながら、これらの危険性を考察する。気候変動・地震活動・沿岸部の曝露(エクスポージャー)が交差するところで、自然災害と災害リスクが依然として過小評価されているのはなぜか、その実態と要因を明らかにしたい。
